実際の利用

人間の生活の中では、すでに自動制御システムがたくさん実用化されている。
近年になってからの技術進歩は、自動制御とともに歩んでいると言っても過言ではないのである。
実は自動制御の方法には大きく分けて2つの方法がある。
フィードバック制御と言われる方法で、もう一つがシーケンス制御と言われる方法だ。
どちらも非常に有用なシステムなのだが、活用することのできる場面が変わってくるため、両方の制御方法について知っておくほうがいいだろう。

自動で機械の制御を行なう際にはフィードバック制御と言われる方法がある。
フィードバック制御とは、温度を制御するのに使われている方法である。
温度が一定になったら機械の運転を止める、水がいっぱいになったら水を出すのを止める、といったように、現在の状態を判断した上で制御を行っていく方法なのだ。
この制御方法は家電で多く使われており、電子レンジやこたつ、クーラーなど、様々な機械で使われている。
そのため、フィードバック制御の研究が進んでいなければ、人間の暮らしは今よりももっと不自由なものになっていたのだ。

それに対して、シーケンス制御とは、自動で工程を行なっていく制御方法である。
シーケンス制御を行なっている機械であれば、人間が一つスイッチを押すだけで、決められた工程を自動でどんどん行なってくれるのである。
そのため、作業によって人間にかかる手間を大幅に削減する効果を持っている。
シーケンス制御はフィードバック制御ほど家電では多用されていないが、洗濯機などのように自宅で使われている機械にも導入されている。
また、フィードバック制御と比べて多くの作業が行える制御方法なので、自動制御の中でも様々な分野で使われている。
シーケンス制御の研究が進んでいなければ、人間の生産能力は今よりもだいぶ低いものだったのである。